気になる行動の原因は感覚が「びん感」か「どん感」の大きく2つに分類できます。それを理解して、その子にあった環境を用意する ことで、気になる行動を軽減したり、置き換えたり、あるいはその子自身が「感覚の異常」を回避する方法を身につけることができるようになります。
感覚どん感の子どもは、前庭覚を満足させたいから走り回ったり、固有覚を満足させたいから(物や人に)力が入りすぎてしまったりと、「感覚を満足させたい」欲求が気になる行動になって現れます。それを満足させるためにも、たくさんからだを動かせる遊具を選んで環境を作りましょう。
危険を気にせずに激しく動き回る場合もあるので、マットなどでの安全対策も充実させます。
感覚びん感の子どもは、「感覚が多すぎる/大きすぎる」ことが気になる行動になって現れます。目や耳からの情報が少なくなるような閉鎖空間をつくったり、くるまることができる遊具が効果的です。
遊具が苦手な子もいますので、例えばスウィングだったら、あえて床に置いた状態からで遊ばせてみるなど難易度を低くしましょう。
慣れさせるのではなく、本人がイヤな感覚刺激を回避する方法を見つけられるようにすることが大切です。
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